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【9月のコラム】飯塚市の特定健診はもうお済みですか?|費用500円・受診券の使い方・当日の流れをわかりやすく解説

2026年8月19日

飯塚市の特定健診はもうお済みですか? 自己負担500円・40〜74歳・令和9年1月30日まで|いいづか在宅・ファミリークリニック

「今年も市から健診の受診券が届いたけれど、そのまま引き出しに入れたまま」「特に具合が悪いところもないし、また来年でいいか」――そんな方はいらっしゃいませんか?

飯塚市国民健康保険にご加入の40〜74歳の方を対象とした特定健診(特定健康診査)は、自己負担500円(条件を満たす方は無料)で、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病のリスクをまとめて調べられる、とてもお得な健診です。ところが飯塚市の受診率は約4割にとどまり、とくに働き盛りの40代男性では2割前後しか受けていないのが現状です。

福岡県飯塚市伊岐須のいいづか在宅・ファミリークリニック(旧:大庭クリニック)は、飯塚市の特定健診指定医療機関です。この記事では、特定健診で何がわかるのか、飯塚市の令和8年度の制度(対象・費用・期間)、受診券の使い方から当日の流れまでを、内科・消化器内科のかかりつけ医の立場からわかりやすく解説します。2026年9月1日(火)からは、お電話でのご予約も受け付けます。

この記事でわかること

・特定健診とは何か、なぜ「メタボ健診」と呼ばれるのか
・飯塚市の特定健診の対象・費用・期間・検査項目(令和8年度)
・受診券が「0円」になる人の条件
・75歳以上の方の「後期高齢者健診」、ご家族の扶養に入っている方の受け方
・当院で受診する場合の流れ(電話予約から結果説明まで)
・よくあるご質問(FAQ)

特定健診とは ― 40〜74歳のための「生活習慣病の早期発見」健診

特定健診(特定健康診査)は、40〜74歳の方を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して生活習慣病のリスクを調べる健診です。2008年から全国の健康保険で実施されており、「メタボ健診」とも呼ばれています。

高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病は、かなり進行するまで自覚症状がほとんどありません。気づかないうちに動脈硬化が進み、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞を起こしたり、腎臓の働きが落ちて人工透析が必要になったりします。特定健診の目的は、こうした「症状が出る前の段階」で異常を見つけ、食事や運動の見直し、必要に応じた治療につなげることにあります。

会社の健康診断との違い ― 国保の方は「自分で申し込まないと受ける機会がない」

会社にお勤めの方は、毎年職場で受ける定期健康診断が特定健診を兼ねています。一方、自営業や農業の方、退職後の方、パート・アルバイトの方など国民健康保険に加入している方は、ご自身で申し込まなければ健診を受ける機会がありません。「退職してから一度も健診を受けていない」という方は少なくなく、これが国保加入者の受診率が低い大きな理由になっています。

飯塚市の受診率は約4割 ― 「元気だから大丈夫」が一番のリスク

飯塚市の計画資料によると、飯塚市国民健康保険の特定健診受診率は41.8%。福岡県平均(34.4%)は上回っているものの、国が目標とする60%には届いていません。年代別に見ると、40代の男性は2割前後と、忙しい働き盛りの世代ほど受診していない傾向があります。全国的にも、市町村国保の受診率は37.5%(2022年度)と、健康保険全体(58.1%)を大きく下回っています。

受けない理由としてよく耳にするのは、「仕事が忙しくて時間がない」「どこも悪くないから必要ない」「何をされるのかわからなくて面倒」といったものです。しかし、飯塚市国保の特定健診は500円・約30〜40分で受けられ、かかりつけの内科で日常の受診と同じように受けられます。

「元気だから受けない」は逆です:高血圧や糖尿病は”サイレントキラー”と呼ばれ、症状が出た時にはすでに血管や腎臓のダメージが進んでいることが少なくありません。「元気なうちに、数字で確かめておく」――これが特定健診の本来の使い方です。とくに受診率の低い40〜50代の方こそ、年に1回の健診習慣をつくることをおすすめします。

【令和8年度】飯塚市の特定健診 ― 対象・費用・期間・検査項目

飯塚市国民健康保険にご加入の方の令和8年度の特定健診の概要は次のとおりです(飯塚市の案内をもとに作成。最新の情報は飯塚市のホームページ・受診券同封の案内をご確認ください)。

対象者
飯塚市国民健康保険に加入している40〜74歳の方(年度内に75歳になる方は誕生日の前日まで受診できます)
実施期間
令和8年5月1日(金)〜令和9年1月30日(土)
自己負担額
500円(下記に当てはまる方は無料)
検査項目
問診・診察・身体計測(身長・体重・腹囲)・血圧・心電図・尿検査・血液検査(脂質・血糖・肝機能・貧血・血清クレアチニン・尿酸)・眼底検査(医師の判断による)
受け方
市が会場で行う「集団健診」か、当院のような指定医療機関で受ける「個別健診」のどちらか(年度内1回)
持ち物
受診券(桃色)・健診料金・マイナ保険証(+資格情報のお知らせ)または資格確認書・前年度の健診結果

受診券に「0円」と書かれていたら無料です ― 無料になる方

・令和7年度に特定健診を受診した方(継続受診の方)
・今年度中に40歳・50歳・60歳になる方(節目年齢の方)
・受診者ご本人と世帯全員が非課税であることを証明する書類を提出した方
※非課税世帯の方は、健診当日に証明書をお持ちでないと500円が必要になり、後から返金はされませんのでご注意ください。

検査項目を見ていただくとわかるとおり、血圧・血糖・脂質・肝機能・腎機能(血清クレアチニン)・尿酸・貧血・心電図まで、生活習慣病の主要なリスクが一度にわかる内容です。これを500円(または無料)で受けられるのは、国民健康保険の大きなメリットといえます。

75歳以上の方は「後期高齢者健診」、ご家族の扶養に入っている方は「保険者の受診券」で

後期高齢者健診(福岡県後期高齢者医療の健康診査)

75歳以上の方(および65〜74歳で後期高齢者医療制度に加入している方)は、特定健診の代わりに後期高齢者健診の対象になります。自己負担は500円、受診票が届いてから年度末(令和9年3月31日)まで受診できます。検査内容は問診・診察・身体計測・血圧・尿検査・血液検査が基本で、医師の判断で心電図や眼底検査を行います。持病で通院中の方も受診できますので、かかりつけ医で年に1回の健康チェックとしてご活用ください。当院でも受診いただけます。

協会けんぽなど、他の健康保険の受診券をお持ちの方

ご家族が会社員で、その扶養に入っている方(被扶養者)には、協会けんぽや健康保険組合などから特定健診の受診券が届きます。こうした他の健康保険の受診券でも当院で特定健診を受けていただけます。自己負担額は保険者によって異なりますので、お手元の受診券をご確認のうえ、ご予約時にお知らせください。

当院で受診する場合の流れ ― 電話予約から結果説明まで

当院では、月・火・水・金・土の午前(受付 9:00〜11:30)に特定健診・後期高齢者健診を行っています。2026年9月1日(火)からはお電話でのご予約を受け付けますので、ご都合のよい日をお選びください。

1
お電話でご予約(9月1日〜)

受診券が届いたら、0948-25-5678(月・火・水・金・土 9:00〜12:30)へお電話ください。「特定健診の予約」とお伝えいただき、お名前・生年月日・受診券の種類(飯塚市国保/後期高齢者/協会けんぽ等)・ご希望日をお知らせください。詳しくはお知らせ「9月1日よりお電話でのご予約受付を開始します」もご覧ください。

2
当日の準備 ― 朝食は控えめに、お薬はいつもどおり

血液検査(血糖・中性脂肪など)をより正確に測るため、当日は朝食を控えてお越しいただくのがおすすめです(水・お茶は飲んでかまいません)。食後に受診された場合も健診は受けられます。持病のお薬は普段どおりに服用してください。持ち物は、受診券・保険証(マイナ保険証または資格確認書)・500円・前年度の結果・お薬手帳です。

3
来院・検査(所要時間 30〜40分程度)

受付で受診券と保険証を提示し、質問票(問診票)にご記入いただきます。身長・体重・腹囲・血圧の測定、採血、尿検査、心電図、医師の診察と進み、30〜40分程度で終わります。腹囲測定がありますので、脱ぎ着しやすい服装でお越しください。

4
結果のご説明 ― 「受けて終わり」にしないために

後日、健診結果を当院でお渡しし、医師が数値の見方や今後の注意点をご説明します。要精密検査・要治療の項目があれば、そのまま当院で再検査や治療をご相談いただけます。特定保健指導の対象となった方には、保健師・管理栄養士による生活習慣改善のサポート(特定保健指導)のご案内が保険者からあります。

健診で「要精密検査」と言われたら ― かかりつけ医で続けて診られる安心

健診の結果、血圧・血糖・コレステロールの数値が高かった、肝機能や腎機能に異常があった、貧血を指摘された――そんなときも、当院なら健診から診療へ切れ目なく対応できます。

血圧・血糖・脂質の異常:再検査と生活習慣の見直しから、必要な場合はお薬による治療まで、内科で継続的にサポートします
肝機能の異常:腹部超音波(エコー)検査で脂肪肝や胆石などを確認します
貧血・胃腸の不安:消化器を専門としてきた院長が、胃内視鏡(胃カメラ)検査などで原因を調べます
動脈硬化が心配な方:血圧脈波検査で血管の状態を評価します
骨がもろくなっていないか気になる方:骨密度測定に対応しています

また当院は、通院が難しくなった方への訪問診療(在宅医療)にも取り組んでいます。元気なうちは健診と外来で、通院が難しくなったらご自宅で――ご家族ぐるみで長くお付き合いできる「かかりつけ医」として、地域の皆さまの健康を支えてまいります。

よくあるご質問(FAQ)

Q受診券をなくしてしまいました。受けられますか?

受診券がないと特定健診として受けることができません。飯塚市国保の受診券は飯塚市健幸保健課(0948-24-4002)へ、後期高齢者健診の受診票は福岡県後期高齢者医療広域連合(092-651-3111)へ再発行についてご相談ください。受診券がお手元に届いてからご予約いただくとスムーズです。

Q高血圧や糖尿病で通院中です。それでも受ける意味はありますか?

はい。治療中の方も特定健診の対象です。普段の診療では調べていない項目(腹囲・心電図・腎機能・尿酸・貧血など)をまとめて確認できる機会になりますし、治療中の病気以外のリスクを見つけられることもあります。年に1回の”総点検”としてご活用ください。当院に通院中の方は、診察の際にお申し出いただければ日程をご案内します。

Q費用は本当に500円だけですか?追加でかかることはありますか?

特定健診の項目については、受診券に記載の自己負担額(500円または0円)のみです。ただし、健診の結果に基づいて医師が診察・追加検査・治療を行う場合や、健診項目以外の検査をご希望の場合は、別途保険診療などの費用がかかります。その際は事前にご説明しますのでご安心ください。なお、転出や就職などで飯塚市国保の資格を失った後に受診券を使うと、健診費用の全額(約1万円)を負担いただく場合がありますのでご注意ください。

Q市の集団健診と、クリニックで受ける個別健診はどう違いますか?

検査内容と自己負担額は同じです。集団健診は市の会場で決まった日程に行われ、がん検診などと同時に受けられるのが特長です。個別健診は、かかりつけの医療機関でご都合に合わせて受けられ、結果を医師から直接説明してもらえること、異常があればそのまま診療に移れることがメリットです。ご自身の受けやすい方法をお選びください(年度内にどちらか1回です)。

Q予約なしで直接行っても受けられますか?

2026年9月1日(火)以降は、お電話でご予約のうえお越しいただくことをおすすめしています。ご予約の方を優先してご案内しますので、待ち時間が少なくスムーズに受診いただけます。ご都合が急に変わった場合も、お電話一本で日程の変更が可能です。

飯塚市の特定健診は、いいづか在宅・ファミリークリニックへ

特定健診は、「病気を見つけるため」というより、「これからも元気に過ごすために、今の体の状態を知る」ための健診です。年に1回・500円・30〜40分。受診券の有効期限(飯塚市国保の方は令和9年1月30日まで)が来る前に、ぜひご予約ください。

当院は、内科・消化器内科の外来診療と訪問診療を行う、飯塚市の特定健診指定医療機関です。健診の結果についてのご相談から、その後の治療、将来の在宅医療まで、ご家族みなさまのかかりつけ医として長く寄り添ってまいります。

いいづか在宅・ファミリークリニック ― 特定健診のご案内

健診実施日
月・火・水・金・土の午前(受付 9:00〜11:30)
ご予約
2026年9月1日(火)よりお電話で受付 月・火・水・金・土 9:00〜12:30
所在地
〒820-0053 福岡県飯塚市伊岐須298-10
アクセス
西鉄バス「伊岐須」バス停より徒歩1分 / 無料駐車場完備
外来診療
月・火・水・金・土 9:00〜12:30(木曜・午後は訪問診療)/ 休診日:日曜・祝日
電話番号

特定健診・後期高齢者健診のご予約は、9月1日(火)よりお電話にて承ります。
受診券の種類やご不明な点も、お気軽にお問い合わせください。

参考:飯塚市「健康診査・がん検診」「令和8年度特定健診のご案内」、飯塚市第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)、福岡県後期高齢者医療広域連合「健康診査」、厚生労働省「特定健診・特定保健指導の実施状況について(2022年度)」。制度の内容は変更される場合があります。最新の情報は各機関の案内をご確認ください。